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第8回 JIS規格Z0232とは?Part2 正弦波振動試験

包装貨物に対する振動試験方法を定めたJIS(日本工業規格)にはランダム振動試験と
正弦波振動試験があります。今回は正弦波振動試験について説明します。

※クリックするとYoutubeページに遷移します。
 

<テキスト起こし>

<JIS Z0232:2020 振動試験方法は2種類>

1.「ランダム振動試験」
「第7回 JIS規格 Z0232とは?Part1 ランダム振動試験」をご覧ください

2.「正弦波振動試験」2種類
試験方法1 「正弦波対数掃引振動試験」
振動数3~100Hzの間を毎分1/2オクターブの速度で往復掃引※させる試験方法。
※掃引については「第4回 振動試験の種類 Part1参照」

1/2オクターブ掃引では周波数が√2倍(約1.414倍)ごとに変化します。
そのため、低い周波数帯では周波数の変化がゆるやかですが、高い周波数帯では変化のスピードが速くなります。

試験方法2 「正弦波共振試験」
振動数3~100Hzの間を毎分1/2オクターブの速度で往復掃引させ共振振動数を特定する。
特定された共振振動数の一つで、その振動数の±10%の範囲で毎分1/2オクターブ掃引を所定の時間行う。


<ポイント>
試験方法1と2の振動範囲は、受け渡し当事者間の協定によって変更することができます。

 

次回 JIS規格 Z0200とは?Part1 ランダム振動試験
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