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第6回 輸送包装試験の規格とは?

包装された貨物は物流過程で様々なストレスを受けます。そのストレスから製品の品質を守り、損傷を未然に防ぐための試験方法として「規格試験」があります。今回は規格試験について説明します。

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<テキスト起こし>

<輸送包装試験とは?>
包装された貨物が物流過程で受ける「振動」「落下」「衝撃」「圧縮」「温度変化」などの環境要因に対して耐久性を評価するための試験です。
輸送中のストレスから製品の品質を守り、損傷を未然に防ぐために実施されます。

「規格試験」
包装貨物に対する振動試験や衝撃試験、圧縮試験等の試験条件が記載されています。

「社内規格試験」
自社製品に合った試験条件・方法を独自に確立して試験する方法。

「実輸送試験」
包装貨物を実際に輸送させて評価する方法。

<輸送包装試験規格の一例>2025年2月現在

「JIS(日本工業規格)規格」 JIS Z0200:2023/Z0232:2020 お問い合わせが多い試験規格

「ISO(国際標準化機構)規格」 ISO 4180

「ISTA(国際安全輸送協会)規格」 ISTA 1A/1B/2A/2B

「ASTM(米国材料試験協会)規格」 ASTM D4169/D7386

「JIS(日本工業規格)規格」
日本の工業標準化を促進させるため、製品やサービスの品質、使用性、安全性を高めることを目的とした国家規格。

<ポイント>
JIS Z0200は2023年に改定されました。2013年版と比べて試験条件が細分化され、想定される輸送距離や試験時間も変更となっています。振動試験はマイルドに、落下試験は厳しくなっている印象です。

 

次回 JIS規格 Z0232とは?Part1 ランダム振動試験
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